白米はほとんどが炭水化物（澱粉）とタンパク質が残っているだけです。

ミネラル等人に必要な微小成分が殆ど残っていません。

その結果として、体の免疫力が落ちてしまい種々の病気にかかりやすくなります。

特に老人になると腸の働きが悪く大腸癌や腸閉塞になりやすくなりますが、白米では通便に大切な食物繊維の83％が失われると厚生省の統計でも発表されています、これでは腸に常時多大な負担をかけてしまいます。

大麦で作るパンは含まれる食物繊維が主に水溶性のゲル状で脂質や糖質を包み込んで吸収が穏遅な為、急な血糖値上昇を抑えコレステロールの分解を促進して血液中のコレストロールを下げているそうです、正に肉食中心の民族向けです。

麦は粉にしてからパンにしますので、皮を壊してから粉の時間が長いと酸化が進み

重要成分が変質してしまいがちです。

一方玄米は不溶性の為、胃や腸で水分を吸い取られ膨張して腸を刺激して腸の蠕動をうながして便通がすこぶる良くするのです。

美味しさと栄養補給に玄米には小豆等の豆類やオートミールや押し麦・ハト麦を入れるのをお勧めします、所謂雑穀玄米にするのです。

尚、玄米食は圧力鍋で炊いてもなお固めですので白米の2倍くらい噛む必要がありますが、これが消化をたすけ栄養の吸収にも役立ち、咀嚼が脳の血流を高め頭の働きが良くなります、尚、胃腸の弱いお方は水を多めにすれば柔らかく炊けます。

トレハロースを少量入れて炊きますとご飯が冷えても凄く硬くはなりません。

冷蔵庫で保存して固くなった時は少し水分を与えレンジでチンすると良いです。

また、食物は皮の部分に重要な成分が含まれています、出来るだけ表面を良く洗い流して農薬等を取り除き皮を付けて食しましょう。

玄米食は美味くないと言われますが炊き方で美味しくなります、良い事は進んで実行してみて下さい、こんなに違うんだと体で実感しますよ。